インパクト加工
, インパクト加工は我が国では鉛の素材を用いて、絵具用チューブの製造で初めて利用され、それ以来、様々な名称で呼ばれてきました。衝撃押出し、冷間押出し、押出鍛造、冷間鍛造等が一例です。
その後、素材にアルミ二ウムが用いられ、歯磨粉用チューブ、接着剤、マーカーペン、化粧品、消火器容器等がインパクト加工によって製造されるようになりました。
インパクト加工の最大の特徴は、素材から一打で底面と側面を継ぎ目無く筒状に加工する事が可能であり、その為、必要な金型が少なく初期投資を抑える事が可能な事です。
インパクト加工で最適な形状へ
スラグを、インパクト加工機のダイスにセットし、パンチで衝撃を与えます。そうすると、スラグがパンチの側面に沿って瞬間的に伸びあがり、筒状に成形されます。
日本圧延工業のインパクト加工

弊社のインパクト加工品は自社製造のアルミニウムスラグを用いて開発、製造しております。その為、半製品での運搬が一切無く低コストに抑える事が可能であり、且つ一貫した品質管理が可能です。大型インパクトプレスを駆使した製品は消火器容器、浄水器カートリッジケース、水筒、電池ケースに使用されており、その電池ケースは人工衛星に搭載されています。また、浄水器カートリッジは浄水器メーカーの協力を得て回収され、弊社で再度溶解・鋳造圧延する理想的かつ完璧なリサイクルが実現されています。
用途例
私たちが製造したアルミニウムスラグは、さまざまな形で皆様の生活のあらゆる場面に溶け込んでいます。

消火器容器

水筒