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アルミの圧延板について

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アルミの圧延板について
アルミの圧延板は大別すると2通りの製造方法が御座います。1つ目は一般的な半連続鋳造圧延法(通称:DC法)と呼ばれる方法で、もう一方が連続鋳造圧延法(通称:CC法)と呼ばれる方法です。当社では連続鋳造圧延法で生産された熱間母材を4段冷間圧延機に通して冷間圧延板を製造しております。
 一般的な製造工程で生産された熱間母材と生産工程が異なり、大幅に工程が短縮されている為、コスト面、納期面が非常に有利です。

1、一般的な製造工程

半連続鋳造圧延法(Direct Chill Casting)

工程:地金溶解→DC鋳造(スラブ)→面削(鋳肌切削除去)→均熱(スラブを加熱)→熱間圧延

2、当社製造工程

連続鋳造圧延法(Continuous Casting)

工程:地金溶解→CC鋳造(帯板状)→熱間圧延
https://www.nichiatu.co.jp/facilitiesintroduction/casting.html

 CC材は熱間母材での面削工程が無く、鋳肌のまま圧延を行っている為、DC材と比較した場合、表面がマットな仕上がりになりアルマイト処理を行うと鋳肌のスジ模様が顕著に表れます。
 美観目的の使用には不向きとなりますが、表面がマットに仕上がる為プレスでの取り扱いキズが目立ちにくく、また塗装に関しては問題が無い事や、アルマイト処理についても性能自体は発揮する為、ユーザー様の用途に応じてご使用頂ければと思います。
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